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奥付
私達の選択について


グリーンマップメーカーたちは、地域の推進者、通訳者、文書記録者、ガイドとして輝いている人たちであり、グリーンマップ・アトラスとして、これらの人たちがコミュニティ·リーダーとして発揮した創造性に拍手をおくりたいと思います。この奥付で、アトラスの概念、デザイン、制作にどのような点に配慮したかを説明して、このプロジェクトが世界に開かれたものであることをお伝えしたいとおもいます。

デジタル資料として公開するため、アトラスは、配信、展示、印刷ならびに製本を国や地方ごとに簡単にできます。こうして生態系への影響を最小限にして、広い範囲に届けることができるわけです。アトラスを手にしたい人は、全巻をダウンロードすることも、それぞれが読み切りになっていますので、必要な地域のストーリーだけをダウンロードすることもできます。

ストーリーは南から北に並べてあり、いろいろな文化圏を表示するアトラスに新鮮な風を吹き込みました。
ストーリーはそれぞれの地域の魅力、書き手の文章表現スタイル、映像のバリエーションを見せています。 度量衡表記には換算しやすいように、メートルとイギリス式表記を使いました。価格には米ドル換算値をそえました。

読者が世界中のいろいろな層の人たちであることを考え、アトラスもウェブサイトも一貫性のある普遍的なアクセスがとれるよう工夫したデザインを心がけました。横長のレイアウトにしてコンピューター画面に写りがよく、印刷したときにも広々とした感じを出すようにしました。A4サイズまたはアメリカのレターサイズのリサイクル用紙に印刷できます。ストーリーは同じ見出しで書いてあるので、地域ごとの比較が簡単です。それぞれのストーリーのテーマカラーは、各地のマップをもとに、文化的な連想を加えて決めたものです。トナーをあまり使わずにすむように、色は明るく調和のとれたものを使い、背景色は使いませんでした。モノクロで印刷しても、濃淡がきれいに出ると思います。

フォントはどのバージョンでもはっきり読め、しかもくつろいだ感じを出せる Emigre の Tarzanaを使いました。
これは日本語のフォントに使ったヒラギノカクゴショックともよく釣合っています。

グリーンマップ・アトラスの作成にはアップル・マッキントッシュ・コンピューターを使い、ソフトには Adobe InDesign CS、 Photoshop CS、 Illustrator CS、 Acrobat 5.0, Acrobat Reader 5.0 & 6.0 を使いました。国際チームが共同作業をするのにインターネットはなくてはならない手段でした。 地球にある大陸が全部つながっていることを念頭に、表紙の地図はフラー・プロジェクション‐-つまり巨大な海洋の中で陸地を切れ目のない島々のようにみせる非常に正確な透視図です。グリーンマップ・アトラスのロゴは、グリーンマップシステムのロゴと調和するようにデザインしました。

アトラスを作るにあたって、私たちは市民参加と地域の持続可能性を求めての行動という現在もっとも必要とされていることに何らかの刺激をあたえたいと考えました。このプロジェクトがみなさんにどのような影響を与えたか、どうかお知らせください。そしてこれからのアトラスをどのように作っていくか、提言と支援をいただきたいと思います。
アトラス タイムライン
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